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20101211 Sat
「民主党は政権交代時の原点に戻れ」 岩上安身氏による、カレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビュー。通訳・山崎淑子さん 

「民主党は政権交代時の原点に戻れ」 岩上安身氏による、カレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビュー。通訳・山崎淑子さん 

海外特派員協会にて。岩上安身さんによる、カレル・ヴァン・ウォルフレン氏のインタビュー記録です。通訳は山崎淑子さん。

※自分でツダったものを、読みやすいように少し編集してあります

ウォルフレン氏

◆自民政治に後退する菅政権

著書『人間を幸福にしない日本というシステム』の中では菅氏を褒めていた。当時菅氏は行政権力に立ち向かっていた。

※ウォルフレン氏は新著で、アメリカという帝国主義がとてつもないことまで来ており、日本が飲み込まれていることを書いている。

93年に小沢さん、羽田さんが自民党を離れたときに日本人は何か新しいことがおきるんじゃないかと胸をふくらませた。

残念ながら93年のあと、自民党に力が戻り官僚も力を温存した。でもたった一つ変わったものがある(これ「わかったもの」の聞き間違いかもです)。それは、かつての自民党首相は財務相が実行したいことのツールでしかないことがわかったことだ。

菅直人が鳩山退陣後、首相でいるが、彼自体が変革とは真逆のところにいる。私(ウォルフレン氏)はそれにショックを受けている。自民と変わらない政治。

民主党が今日あるのは小沢氏のおかげ。彼なくして93年以降の変化はなかった。政権交代ができる強力な民主党も誕生していない。


◆一部の権力者たち「産・官・財」による、日本の非公式な国家運営システム

日本の国家運営システムは複雑で、陰に隠れて非公式な形で存在している。問題は、それが法律でコントロールされているわけではないことだ。日本は議員民主主義を標榜してはいるが、これはそのシステムのごく一面でしかない。本当の日本の現実社会は官僚の幹部・産業界実業界の幹部たちで運営されている。法律外の目には見えないネットワークで運営されている。こういう司法社会の外にある非公式なシステムを「エキストラリーガル」と英語でいいます。


◆日本の権力である「産・官・財」にとって脅威なのが小沢一郎

特筆すべきは、日本の国家運営システムそのものは昔から「産・官・財複合体」によって営々と保たれているということ。日本の権力である「産・官・財」にとって脅威なのが小沢一郎。政治的に小沢さんを殺そうとしたのは産・官・財の幹部達である。

巧妙なのが、「産・官・財」の日本を牛耳ってきた非公式な社会の人たちは、小沢氏を抹殺するのに検察権力を使ったことだ。全くない事件をでっち上げ、それを司法問題であるかのようにした。小沢氏は司法の問題に巻き込まれているように見えし、そもそもそう報道されているので、一般の日本国民には何が起きているか見極めるのが困難。まして海外から見たら何が起こっているのかわからないだろう。検察がするのは「一般の人が恐れを抱くように脅かす」こと。伝統的な非公式権力社会に脅威となる政治家が現れたとき、または旧システムに脅威となる企業人が現れたときも伝統社会は検察を使って抹殺する。例えば、リクルート事件の江副氏、ライブドアの堀江貴文氏。

小沢氏の事件は過去のケースと比べても最低最悪のケース。検察がマスコミと一体になって一人の人間をこれほどつぶしにかかるのは世界でも稀。

ドラマティックな政権交代を経て、民主党がやっと新たな日本を作ろうとした。このタイミングで小沢氏が抹殺されようとしている。こんな悲劇はない。


◆ワシントンは、日本の自主独立を目指す鳩山新政権を潰しにかかった

政権交代後の2009年12月に「ワシントンは躍起になって鳩山政権を破壊する」と言った。

鳩山氏は首相新任直後からオバマ大統領と、東アジアとの関係や新しい日米関係、その他たくさんのことを話そうとしていた。これは新任直後の首相として極めて論理的で自然なこと。鳩山氏はオバマ大統領に何回も(少なくとも3回は)会談を申し込んだが、そのたびに失礼で冷酷なやり方で拒絶された。アメリカは日本を独立国家とは全く見なしていない。鳩山由紀夫は、非独立国家をひっくり返し、アメリカと対等な関係になろうとした初めての総理大臣。

オバマ大統領は、鳩山氏からの会談申し入れを、外交とはほど遠い、非常に失礼なやり方で断った。これを日本のメディアは全く伝えなかった。新聞社はこれをどう報道していいのかわからなかった。新聞社にとって政治ニュースといえば、長らく「自民党内の派閥闘争」だった。日本のメディアの幹部や編集者、年長の記者を知っているが、彼らがしていることを評価できない。まるで裸の王様だ。

日本はやっかいな立場にあり、これがまた悲劇。日本の周辺諸国は劇的に情勢が変わっている。にもかかわらず日本だけは状況がわかっていない。「米国の傘に守られている」と思わされてること自体がインチキだ。
※ウォルフレン氏の新刊本で、アメリカがどう急激な変化を遂げたのか書いてあるそうです。


◆アメリカの変化

アメリカの変化、それは「アメリカの主な機関は誰もコントロールしてない放ったらかしの状態」であること。重要機関が統治されていない。これは非常に危険な状態である。軍産複合体の利益のためにアメリカは動かされているが、これでアメリカの人々は大変な辛苦を味わっている。国を守るためではなく産業を肥大させるためという悲劇の下でアメリカ人は暮らしている。


◆日本は中国・ロシアに独立国家と見なされていない

日本は中国とロシアに独立国家としてこれから交渉していかなければいけないが、日本はこれができない。北京に言わせれば「日本は独立国家じゃないから信用できない。日本はワシントンに従属しているだけの国」。ロシアに言わせると、「日本の外務省とどうやって交渉すればいいのか。かつて交渉できるチャンスがいくらでもあったのに全ておじゃんになってるじゃないか」。

中国は拡大路線を通して日本に非常に強圧的に出てくるだろう。なぜなら、日本は独立国家ではないから。日本は独立主権国家として中国と交渉しなければならない。けれどできない。なぜなら、日本が自ら米国の属国・保護国になることを望んでいるから。


◆首相になってからの菅氏に一体何があったのか

菅氏は1993,94年は勇敢な政治家だった。厚相として血液製剤問題の解決にあたっていた。しかし今は勇気を示していない。財務官僚の手に陥落している、小泉純一郎のように。財務官僚にとって一番の問題は日本が借金国家であるということ。財政赤字は確かに大きな問題だが直近に解決すべき問題ではない。優先順位が上の問題がたくさんある。菅氏は参院選直前に消費税増税を持ち出すという、もっとも愚かなことをした。これで民主党は大敗した。

今、菅直人は自民党政治と同じことを日本にもたらしている。これが私(ウォルフレン氏)と国民を失望させた。そしてもう一つ、小沢氏を切り捨てたこと。彼がいてこそ菅直人の今があるのに。

唯一、民主党ができる変革は「政権交代時の体制に戻ること」。民主党の原点に立ち返る努力をしない限り、従来の自民政治に戻る。官僚、特に財務官僚に牛耳られることになる。



岩上安身氏
なぜ菅首相が自民党政治に戻ったのか。鳩山首相が米国に恫喝されたのを見ていたからではないか。



ウォルフレン氏
菅氏は恫喝されるのが怖かった。独立を口にして反米とレッテルを張られるのが怖かった。前原・岡田は日米関係のなんたるかをそもそも理解していない(笑)。アメリカへの従属関係を自然なことだと思ってる。

日本が独立するからといって反米になる必要はない。日本とアメリカの同盟関係自体は良いこと。でも従属する必要はない。日本のおかれている米国隷従は異常。


◆アメリカの暴走をくい止めるにはどうしたらいいか

岩上安身氏
ウォルフレン氏の新著「アメリカとともに沈みゆく自由世界」を読んでショックだった。日本の対米関係は、ヨーロッパみたいな状態にならないかと思ってた。ところが、アメリカはむしろヨーロッパを日本みたいな米国隷従にしようとしている。

アメリカの暴走する軍産複合体と金融資本。これをくい止めて正常な世界にするのは可能なのか。



ウォルフレン氏
確かにその二点を解決するためにオバマは大統領として選出されたが、既に失敗している。


岩上安身氏
希望はどこにあるんですか?



ウォルフレン氏

ない。

唯一の方法は、民主党が原点に帰ること。そして海兵隊を沖縄から追い出すこと。これが世界に変革をもたらす。民主党が海兵隊を沖縄から追い出せば、世界が注目する。そして世界がアメリカとのあり方を日本に学ぶ。


◆アメリカの重大な日米安保違反

ゲーツは政権成立後も前もヒラリーと日本に来て色々なことを言った。そこで日米安保に重大な違反となることを言っている。彼らは日米安保を実は理解していない。日米安保は「日本の基地をアメリカに貸与する」というもの。その条件は唯一「日本を守る」こと。しかし沖縄にいる海兵隊は中東やアフガンに行くためで日本防衛とは無関係である。

なので、民主党は「海兵隊の沖縄駐屯は、日米安保の違反そのものである」と言えばいい。これが言えさえすれば、関係は変わる。

沖縄の基地撤退と言うと、どういうわけか北米トヨタにひどい故障が見つかる。非常に醜いこと。日本の報復手段はある。ドルの取引をしない、米国債を買わないこと。


岩上安身氏
できないでしょうねえ。「米国債を買わない」これを言うと重要なポストから外されたりする。

辺野古に対してきちんとした態度をとったら独立国家となることができる、そしてこれは日米だけではなく、世界の米国圧政に苦しむ国々に希望を与える。・・・そうすると、尚更アメリカは躍起になって普天間国外移設をつぶしてきませんか?



ウォルフレン氏

米政府は日本をはじめ世界を洗脳している。その中で日本が米国に思い切った態度を取ること。アメリカは日本を有事に守るなんてぜっったいにない(強い口調で強調)。


◆中国・北朝鮮との付き合い方

日本人は中国を怖がってるが、それはアメリカのプロパガンダにすぎない。中国は日本の経済的な脅威にはなりうるが、それでもその経済的な脅威に対してアメリカが日本の助けになることはない。唯一、日本が生き残る方法は、北京の政府と対話し、成熟した大人の関係を築くこと。

北朝鮮は中国の問題とは全く別。
韓国海軍哨戒艦「天安」が攻撃され沈没した事件、韓国では北朝鮮の魚雷だなんて思ってる人あまりいない。ちゃんとした証拠がない。一方、11月の北朝鮮による韓国延坪島への砲撃は、北朝鮮による可能性が大きい。北朝鮮の理論は外交で考えられる常識とは違う。力の誇示を内外にしめしたのではないだろうか。


◆ワシントンが北朝鮮に開戦準備を進めている可能性

今、ワシントンが北朝鮮に開戦準備を進めている可能性はある。なぜならオバマ政権の劣勢さを北朝鮮への開戦で回復できないかと思ってるから。オバマ支持回復のための米国の北朝鮮開戦が起きたら、日本は大変恐ろしいダメージを受ける。これ一つとっても、日本が米国に守られているのが幻想とわかる。

そもそも沖縄を砲撃して誰かが利益を得るんでしょうか。誰も利益をえられません


岩上安身氏
韓国海軍哨戒艦攻撃事件は、第二のトンキン湾事件では?



ウォルフレン氏
直接北朝鮮を攻撃するきっかけにはならないが、プロパガンダとしてアメリカが利用した可能性。このタイミングでヒラリーが鳩山氏にほーらみろと突きつけている。


◆質疑応答

岩上安身氏
アメリカは日本を核武装させようとしている可能性はないか



ウォルフレン氏
アメリカは、現政権に関して言えば、日本に核武装させることは考えていないだろう。


岩上安身氏
日米の軍事的一体化、あるいは自衛隊の米軍下請け化が進んでいる?



ウォルフレン氏
もちろん。自衛隊は米軍のコマンドの下にある。でもこれを進むのは、日本人は許さないだろう。


岩上安身氏
世界が米国によって希望のない状態なのはわかった。人類史上初めて一人勝ちの大帝国。けれども、経済面では今後米国の経済力が落ち、中国の経済力が上がる。中国は米国の対抗権力となりうるか



ウォルフレン氏
中国が米国の覇権を取って一人勝ちできるか、世の中そんな簡単じゃない。それぞれの国の役割がある。中国はアメリカを経済的に支えており、ドルを買い支えている。中国は結局はサブコン(日米欧の下請け国家)でしかない。


岩上安身氏
米国は常にNo2を叩いてきた。ソ連、ドイツ、日本・・。中国もそうなるか、又は米国と共存するのか。そうしたら日本はどうなるか



ウォルフレン氏
実は日本の生産技術は世界で群を抜いて優れている。中国がそこに追いつけることはない。中国は強大な市場となりつつあるが、それは一国で出来ることではないし、巨大な市場となっても、中国はサブコン(日米欧の下請け)から脱却できないだろう。


岩上安身氏
菅政権は小沢氏を切ることを明言。そして自民と連立を考えているようだが・・



ウォルフレン氏
私もその噂は聞いている(小沢切り自民連立)。数年前、小沢一郎氏のもとに自民との連立話が持ち込まれたときあった。当時は小沢氏もいいのではないかと言ったらしい。権交代以前のその時期なら大連立も意味があったかもしれない。けれど、民主党は単独政権が取れる力があるとわかった。自民連立だけはいけない。最悪の自体を招く。民主の復活は政権交代時に立ち返ること。これしかない。

自民は政権失ってから民主党の陰口ばかりワシントンに言いつけている。鳩山外しも、自民によるワシントンへの働きかけの可能性がある。

今のワシントンのジャパンハンドラーは、国防総省から来てる軍事関係者。外交は、今は国務省ではなくペンタゴン(国防総省)で行われている。軍人OBは軍事しか知らない偏狭な人たち。彼らが外交を牛耳るのは非常に危険。

日米関係では古い人脈が未だに生かされている。アーミテージのようなネオコンのところに官僚や自民(民主も?)が詣でている。日米の古い人脈同士が利権を分け合っている。これじゃあ変わるはずがない。

古い自民党を含めて、日本には十分な情報分析官がいない。ワシントンの交渉相手のバックグラウンド、何が狙いか・・・そういったこと何もわからなずに交渉している。


岩上安身氏
ジェラルド・カーティス。先日、民主党の勉強会で「オバマ政権はなにも悪くない。悪いのは日本だ」と民主党議員にレクチャーしていた



ウォルフレン氏
勉強会に参加した民主党議員で、カーティスに質問や抵抗を示した人はいましたか?


岩上安身氏
全くいませんでした!



ウォルフレン氏
カーティスのような人を信用するものじゃありませんよ。ジョセフ・ナイもフレンドリーな態度で日本人に心地よいことを言うが、中身は違う。ナイは統治権という基本的な概念もわかってない。

ジェラルド・カーティス氏、ジョセフ・ナイ氏を信頼してはいけないというのは、人間的に悪いというわけじゃなく、古い人脈や権力の代表だから。日本を使える駒としか考えていない。

大新聞の読者はどんどん減っている。日本を非公式に支配している古い統治機構が新聞だということを読者は知ってるんです。新聞が一切載せない真実を載せているのが週刊誌である。・・もちろん、いい加減な週刊誌もあるが。

正確さ、真実さ、利便性に細心の注意を払った上で考えれば、このようなネットメディアは信頼に値する。


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