早稲田リーガルクリニックとは、早稲田大学法科大学院の学生の授業の一環として、実際に市民から法律相談を受けるという施設。
松本先生が関わっている川崎南高校の案件が早稲田大学法科大学院で授業として取り上げられ、学生さんたちが解決方法をディスカッションする。それに松本先生が呼ばれているということなので、私も聴講させてもらおうかとついて行ったら、会議室で相談者と学生ががっつり向かい合って相談をするという、誠に場違いな状況に身を置いてしまいました。
川崎南高校問題の中心人物のWさんがずっと経緯を話していて、途中で「あれ、これこの説明のまま終わるのかな?」と思ったらほんとにそれで終わってたw というのも、今日は学生さんたちに状況を説明するのが目的で、その後学生さんたちで相談されたことを話し合い、後日結論を伝えるというシステムなのだそうです。
川崎南高校問題とは・・・と書こうとしたけど、ややこしくてどこから書いたらいいのかわからない。 Wさんの話を聞いたところの私の理解では、廃校になった川崎南高校の建物を壊さないでそのまま有効活用したいという住民と、南高校を壊して土地を売ることを強引に進めようとする行政の戦い。行政が必死になってるのは、偉い人たちがこの土地転売で儲けようとしていて、儲けがからんでるぶん重要ミッションってことで公務員の人たちにも「しっかりやれよ」と締めつけられてる。・・・ってことでOKかな。他にも建物解体工事がずさんでアスベストをまき散らしているらしい、けど行政のすることだから住民がそれを言ってもなかなか聞き入れてもらえないとか、いろんな問題があるみたい。
川崎南高校のあるあたりって近くにヨーカドーやらコストコがあるし、同じ区の川崎駅にはラゾーナとかチッタデッラとかあるからもうショッピングセンターいらないやん、と普通なら思うけど、建設したがっている人たちというのは、建設するにあたっての土地の取り引きとか建設代金とかとりあえず作るときの儲けが大事であとは知らん、というものらしい。