まんがイラスト ぼうごなつこのページ

まんがイラスト ぼうごなつこのページ

カレンダー(月別)

06 ≪│2017/07│≫ 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

プロフィール

なすこ

Author:なすこ
まんが・イラスト描いてます
横浜市在住
http://www.bougo.com/
MAIL bogo@trialmall.com
http://twitter.com/nasukoB

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
リンク
ブログ内検索

RSSフィード
ブロとも申請フォーム
20090722 Wed
扉をたたく人 

扉をたたく人 



主人公のウォルターは初老の大学教授。
奥さんに先立たれて以来、孤独で鬱気味の日々を送っている。
仕事もまったくヤル気を持てず、「執筆がある」というのを口実に最低限の授業だけこなしてなんとか体裁だけを保っている。同僚とも学生ともすごく距離がある感じ。人間関係的には針のムシロっぽく見えるんだけど、そこは心を閉ざして鈍感になることで自分を守っているのかな。

そんな中、学会発表のためにニューヨークへ行かされる羽目になる。
ニューヨークには長年借り続けている別荘みたいなアパートがあって、久しぶりに行くとなぜか人の気配が。ウォルターの知らないうちに、タレクというシリア人男性と、ゼイナブというセネガル人女性の若いカップルが住んでいたのだ。二人は知り合いから紹介されてこのアパートに住み始めたという。最初こそお互いびっくりしてもめたものの、タレクは事情を飲み込むと素直に謝ってすぐに出て行くという。ゼイナブは不本意にも人の家に不法占拠したことを恥じて、ちゃんとした契約書がないままに部屋を借りたタレクを責める。このあたり、二人は立場としては不法移民だけど、人としては図々しくなくてちゃんとした感覚を持っていることがわかる。

タレクとゼイナブは出ていったはいいけど行くあてがなく、荷物を抱えて携帯で住まい探しをしている。ウォルターは二人の事情を知って部屋の提供を申し出、しばらく同居することになる。

タレクはジャンベというドラムを演奏するミュージシャン。ジャンベに興味を持ったウォルターは、タレクからジャンベを習うことでどんどん友情を深めていく。音楽といえばクラシックという世界に住んでいたウォルターだったけど、タレクの誘いでジャンベやアフリカンミュージック、ジャズに親しんでいき、即興演奏に加わる楽しさに目覚めていく。

公園でジャンベを叩いてきた帰りの地下鉄で、タレクは無賃乗車と誤解されて逮捕される。不法滞在の彼はそのまま移民局へ収監されてしまう。ウォルターは釈放されるように奔走するが役人は全く融通が利かない。そんな中、連絡がつかないことを心配したタレクの母親がミシガンから訪ねに来る。

・・・という内容。
ああ、ネタバレしないで粗筋や感想を書くのが難しい。

昨日見てきたんですが、とても良質の作品だと思いました。
メッセージがしっかりしていて、話の流れもよく考えられていて自然だから見ていて引き込まれる。伏線がしっかりしていて、映画の中のちょっとしたシーンも「あ、あのときのこれはこういうことだったのか」と気がつく嬉しさがある。

出てくる人もみんな魅力的で、特にタレクがすごくイイ奴っぽかったから、そんな人が収監されて自由を失ってしまうのを見るのがつらかったです。

現在のアメリカ(映画が作られたのはブッシュ政権のときかな)の、閉鎖的で硬直した、なんていうんだろお役所仕事とか、人を人と扱わないような移民に対する扱いとかへの強い批判がこめられています。だけど、こういう映画が作られ、それが口コミで広まっていったというところに希望を感じました。

スポンサーサイト

TrackBack

http://bogonatsuko.blog45.fc2.com/tb.php/635-2932b389

広告: