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20081211 Thu
プレカリアート―デジタル日雇い世代の不安な生き方 

プレカリアート―デジタル日雇い世代の不安な生き方 

プレカリアート―デジタル日雇い世代の不安な生き方 (新書y)プレカリアート―デジタル日雇い世代の不安な生き方 (新書y)
(2007/10)
雨宮 処凛

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雨宮処凛さんは雑誌の記事などで断片的に見たことはあったのですが、今回はじめて著作を読んでみました。本当にたくさんのことを考えさせられる本でした。でもテンポがいいし会話形式になってるところもたくさんあるので読みやすいです。

プレカリアートというのはイタリアで生まれた言葉で、フリーターや派遣労働者、失業者といった不安定な雇用状況にある人たちのことなんだって。イタリアで生まれた言葉ということは、ヨーロッパでも同じような状況で苦労している人たちがいるんですね。

本の内容は、なぜプレカリアートがこんなに急激に増えたのかと、プレカリアートが低賃金で働かされるだけではなくさらにお金を搾り取られるということについて。それから実際に立ち上がった人たちの反撃、プレカリアートな人たちが多く住むゲストハウスでのインタビュー、様々な立場の人たちとの座談会、石原慎太郎との対談。

実際のデモなどプレカリアート運動が行われた例も紹介されていました。さすが今の時代の人たちという感じで、訴える内容は真剣だけど表現の仕方が楽しげでお笑いの要素もあっていいなと思いました。

座談会と対談はすごかった。
こういう本の対談はたいてい和やか・・・悪くいうと馴れ合ってるものが多い中で、この本のそれは緊張感のあるガチンコ勝負でした。
特に石原慎太郎との対談。雨宮さんが石原慎太郎を前にして負けてないで頑張ってたのがすごかった。それは雨宮さんがものを知らない怖いもの知らずだからではなくて、石原慎太郎的価値観の中で雨宮さんがすごい劣位にいることとかプレカリアート運動の対極にいて理解する気もさらさらないような人を前にしていることなどをわかった上で、怖いけど勇気を出してという感じ。途中でキレるこらえ性のない都知事に対して、相手を立てつつも本人に対してしっかり批判する雨宮さんの方が立派に見えました。ちなみに、都知事がキレるシーンは文字なのに、突然怒り出す様子が目に見えるようでウケました。

そう、それでプレカリアート問題。
この本が出たのはもう1年以上前なので、いまよりもまだまだ非正規雇用者の苦難さが理解されていないときでした。座談会でも正社員の人や、息子をフリーターから正社員にしたという女性など立場の違う人には「そんなのフリーターや派遣でいるなんて本人がだらしなくて怠けているから」と一蹴されていて壁が厚い感じがしました。雨宮さんも「プレカリアート運動には賛同者もたくさんいるけど、それと同じくらい反発も大きい」と書いていました。でも大企業で大規模に人員削減されている今ならもっと共感する人が多くなっているんじゃないかと思います。
でもそういう「個人の努力が足りないのを社会のせいにしてる」という意見に対して「努力のベクトルが自分ではなくて社会に向いてる」という反論はわかりやすかったな。
私もちゃんと選挙に行こうと思いました。

もっといろいろ書こうと思ったんだけど、ぜんぜんまとまらないのでこのへんで~
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