まんがイラスト ぼうごなつこのページ

まんがイラスト ぼうごなつこのページ

カレンダー(月別)

09 ≪│2017/10│≫ 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

プロフィール

なすこ

Author:なすこ
まんが・イラスト描いてます
横浜市在住
http://www.bougo.com/
MAIL bogo@trialmall.com
http://twitter.com/nasukoB

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
リンク
ブログ内検索

RSSフィード
ブロとも申請フォーム
20081108 Sat
ありがとう、ヘンリー 自閉症の息子と共に育った犬の物語 

ありがとう、ヘンリー 自閉症の息子と共に育った犬の物語 

ありがとう、ヘンリー―自閉症の息子とともに育った犬の物語ありがとう、ヘンリー―自閉症の息子とともに育った犬の物語
(2008/08)
ヌアラ・ガードナー

商品詳細を見る


マイカルの本屋さんで時間つぶしにちょっと立ち読み・・・のはずが、見る見るうちに引き込まれて買わずにはいられなくなってしまいました。

デール君という自閉症の男の子がいます。
本を書いてるのはそのお母さんのヌアラさん。

本の前半はとにかくデール君との壮絶な毎日。
自閉症と言ってもそれぞれ症状の程度とか違いがあるんですが、デール君の幼少期はとにかく激しくて、ヌアラさんは日々デール君の激しいカンシャク、スキあらば突然道路や窓の外に飛び出そうとするムチャすぎる行動、周囲からの無理解、それなのに息子と心が通じ合えない絶望感などで身体も心も消耗しつくします。

でも一方でヌアラさんには「息子の自閉症に良いんじゃないか」という情報やひらめきがあったらワクワクして行動に移さずにはいられないバイタリティもあって、いろいろと試すなかで少しずつは前進したりもします。

そんな日々の中、遊びに行った親戚の家でデール君がワンちゃんと楽しく遊ぶ姿を見て、ヌアラさんは犬を飼うというアイデアに夢中になります。父親のジェイミーさんの方は今の状況で犬を飼うなんて・・・と躊躇しますが、とうとうレトリーバーの仔犬を飼うことになります。
それがタイトルにもなっているヘンリー。
名前はデール君の大好きな機関車トーマスからつけられました。
私はよくわからないんですが、英語の世界では仔犬にヘンリーって名前はミスマッチでヘンなんだってね。ヘンリーと名づけられて「最初からそんな運命にあるなんて、かわいそうな仔犬だ」なんてジェイミーさんがつぶやくシーンがあります。

デール君はヘンリーと出会ってどんどん変わっていきます。
すっかり諦めていた、人とのコミュニケーションがきちんととれるようになっていくんです。
到底ムリなことだと諦めていた「好き」と「愛してる」の違いさえも理解していきます。
ヘンリーに出会ったことだけで全てが魔法のように変わったというよりは、ヘンリーへの愛情によって、お母さんをはじめ周りの人たちがデール君に教えてきたたくさんのことが実を結び始めたというふうに読めました(「前に教えてたアレ、ちゃんとわかってたんだ!」というシーンがよく出てくる)。ヘンリーの出現でみんながみるみるうちに幸せになっていく姿は読んでいて嬉しくなります。

私がいいなと思ったのが、デール君とご両親で「いじめ対策」を一緒に考えるところ。
デール君も中学校に入って普通学級の生徒の一員としてやっていくまでになるんですが、そうなると今度は一般的な子どもが体験する悩み「いじめ」に遭遇することになります。デール君の様子がおかしいことに気づいたヌアラさんは、中学校でいじめられていることを聞き出し、さっそくその対策を考えます。これがけっこう具体的で良かったんですよねー。
晴れていじめっこを撃退したデール君は、今度は自分と同じような仲間たちの用心棒役をかってでるというのも痛快でした。

そんなわけで、すごく読みごたえのある本でした。
おすすめです!
スポンサーサイト

TrackBack

http://bogonatsuko.blog45.fc2.com/tb.php/296-1141b685

広告: