![]() | 脳と心の洗い方~「なりたい自分」になれるプライミングの技術~ (2006/07/07) 苫米地 英人 商品詳細を見る |
願望実現がテーマの本です。
以下は本を読んで自分なりにこの本に書いてある願望実現の仕方をまとめたものです。
願望を実現させるには、まず、いま自分が体験していると思い込んでいる物理的現実世界を揺るがすことから始まります。いま自分がリアル現実だと思っていることは、あるがままの現実ではなく、他人から提示された現実を受け入れているだけの状態です。これは私たちが世の中を知る窓口だと思い込んでいる報道(テレビ、新聞)がありのまま起きていることではなく、送り手側が示したい取捨選択された情報しか出していないということからもわかると思います。メディアからの情報以外でも、周りの親御さんやクラスのみんな、職場の人たちといったところからも影響を受けまくっています。
こういった偽リアル現実を揺るがすにはほんの少しの意識のもち方を変えるだけでいいのだそうです。それは自分を見つめること。自分のいま座っている椅子、周りにいるひと、そこにあるペットボトル、こういった物理的なことから自分が今何を考えているかという内面的なことに至るまで自分を見つめるんだそうです。うまくできないときは言語化すればイヤでも狙う効果はえられるそうです。またふだんからどんなことでも「これは何でなんだろう」という見方を習慣づけておくのも重要とのこと。
こうして偽リアル現実を揺るがしたところで願望イメージを刻みつけていきます。
このイメージングは、ヴィジュアル的に見るだけでは足りなくて、五感の中の複数の感覚を使って「体感」することが大切です。例えば私の友人が志望大学を受験し直して合格したときは、既に入学していた大学の同級生たちにお別れを言ってるシーンを想像したそうです。たぶんそのシーンをイメージするときに新しい大学での生活を思い浮かべてワクワクする体の感覚とか視覚以外の感覚も使ってリアルに体感していたんだと思います。この本では、そういう体感するほどのリアルなイメージングが苦手な人のために、音に色がついている様子や色に匂いがついている様子を思い浮かべる共感覚を身につけるトレーニングの方法も書いてあります。
こういうイメージ=仮想世界を心から信じ込むと、現実世界はそうなるしかないんだそうです。自分が願望イメージを高い臨場感で維持していると、まわりは勝手に巻き込まれていくんだって。
著者の苫米地先生は、買うのが恥ずかしくなるような願望実現系の本をよく出されてたり、一見うさんくさそうに見えるんですが、底にはしっかりした良心があるように思えるので、なんか好きです。
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