現代だと「価値を生み出す商品」というとお金そのものや株、債権という金融商品が思い浮かびますが、マルクスはこれらを「擬制資本」、要はフィクションの資本だと言っています。
そういえば一般大衆が投資を身近に感じ始めるきっかけとなったのではと思う本『金持ち父さん貧乏父さん』の冒頭には「お金に働いてもらう」というフレーズが出てきます。実はこの本が書かれた当時はまだ「労働こそが価値を生む」という意識が基本で、そこからいかに人々に「お金が価値を生む」という発想を植えつけていくか…ということだったんでしょうねえ。
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