街の再開発というと大きなショッピングモールを建設するというのが最近のパターンになっていますが、これそんなに経済効果ないと思います。私は本牧に住んでるんですが、すぐ近くのマイカル本牧とういう鳴り物入りで建設されたショッピングモールも20年もしないうちにほとんどが廃墟ですからね。閉館したうちの2棟はマンションに建て替えられましたが、1棟は今も放置状態です。
他の方のブログで「本牧にもう一度活気を取り戻すには、米軍基地住宅をまた誘致すればいい」と半分冗談みたいなんだけどでもなるほどと思わせる意見がのっていました。このこころは要するに、そこにしかない特色がその街の魅力をつくるということですよね。なので、大きなショッピングモールを建ててテナントをおなじみのチェーン店で埋め尽くしても、人が来るのは最初だけで10年くらいたつと採算取れなくなってきて廃墟化なんてことも想像してしまいます。
橋本治の「日本の行く道 (集英社新書 423C)」に書いてあった、超高層ビルが廃墟になる日がくるという話を思い出しました。超高層ビルを建てたはいいもののビルが劣化するころには建設会社に解体するだけの財力がなくなって放置、廃墟に・・・なので、今のうちに超高層ビルを解体してしまえ、というお話です。
スポンサーサイト