上杉隆さんと西谷祐紀子さんキャスターのニュースの深層、7/5放送分。
今回は、小児科医で「子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」代表の山田真氏を迎えて、福島の子どもたちの健康をテーマにした内容です。
詳しくは書き起こし本文を読んでいただくとして、まずは気になるお子さんへの健康情報をまとめてみました。
■鼻血・下痢について
ネットなどでよく言われている鼻血と下痢は、放射能を大量に浴びて起こる急性障害の症状。いま、子どもたちに懸念されているのは、低線量を浴び続けることで起こる晩発性障害なので、鼻血と下痢については放射能の症状とは言えない。ただし、長時間出血し続けたり、大量に出血するような異常な鼻血は医師に診せる必要がある。
■放射能被害の治療について
現状の医学では浴びてしまった放射線を取り除く治療はない。ただし、放射線被害が引き起こす病気である甲状腺ガン、白血病は、早く発見して治療をすれば治る病気。早期発見が重要。
■いつまで家に引きこもっていなければいけないのか
今出ている色々なデータを信じれば、放射線はだんだん少なくなっているので、以下のことを気をつけながら外に出てもいい。雨の日は気をつける、水溜りに気をつける、どぶのようなところへ行かない。外部被曝というものはある程度は避けられないものなので、それよりも内部被曝を気をつけて生活をする。
■内部被曝を避けるには
福島の子どもの場合、とにかく福島のものは食べないこと。安全なところ、少なくとも西日本ぐらいから運ばれてきたものを食べる。
■将来のためにすべきこと
3月11日以降の生活記録をつける。
髪の毛を取っておくことも証拠になる。
行政が行う公害の被害者に行われる健康診断は、残念ながらなるべく補償を少なくするための健康診断なので、それとは別に健康診断をしておいたほうがいい。
※生活記録については、生活記録用のノートを配布しているネットワークがあるそうです。
※健康診断については、「子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」でも行われるようです。
以下、書き起こし
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