この前、MXテレビの「博士の異常な鼎談」の吉田豪がゲストだった回の録画してたのを見てたら、例によってマニアックなタレント本を紹介していて、その中でサンプラザ中野の本を「健康本かと思いきやユダヤ陰謀論」とサラッと紹介してた。
後日、同じ番組を見てた友人が、私が興味ありそうだと思ってと、このサンプラザ中野さんの「平和なカラダ」を貸してくれた。
サンプラザ中野さんと言えば、最近は音楽活動というよりも、異様にストイックな健康生活をしてたり、なぜか投資の本も書いてたりみたいなよくわからない方向へ行っちゃった人みたいな印象。
そんなことを思いつつ読み始めてみたらけっこうおもしろかった!
サンプラザ中野と、友人のこの本の出版社の社長さんとの対談形式。
本の最初の方は、肉食とか白砂糖の害を説いていて、お肉も甘いのも好きな私としては「うっわ別世界」という感じだったんだけど、そのうち肉食特に牛肉を日本にを普及させたり、農協を使って日本の農業を農薬付けにしたのもアメリカの策略、みたいな話になってきて、最近私もこういうこと考えてるからああ、そうだななんて乗ってきて、そうしたら今度は、そんな世の中でも個人個人が「今を生きる」というか、健康を整えて内面から平和になっていけば、いくら企業や国家が欲望を刺激して人を管理したり統制しようとしてもそうはいかなくなる、心が平和になった人たちも、あまりそういうことに惑わされずに自分の幸せを追求して暮らせるようになる、なんてことに話しが落ち着いてきた。
(※世の中の動きに無関心でいるという意味じゃなくて)
本を、人とのおしゃべりにたとえると、最初は「うっわこの人ストイックすぎて引くわ」とか思いつつ話をしてたら、けっこう自分と考え方が共通するところがたくさんあって、最後には意気投合したみたいな読後感。
本の最後には、対談相手の出版社の社長さん相手にホメオパシー診断みたいなこともやってて、ホメオパシーおもしろそうだなと思った。よし、診断受けに行こう、とまでは思わないんだけど、何かあったらこういう選択しもいいなって思った。
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