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20131219 Thu
4コマでかじるハンナ・アーレント 第2回 「悪の陳腐さ」 

4コマでかじるハンナ・アーレント 第2回 「悪の陳腐さ」 

悪の陳腐さについて訂正

「イェルサレムのアイヒマン」は雑誌「ニューヨーカー」に連載中から大炎上し、アーレントは親しくしていたユダヤ人の友だちのほとんどを失ってしまったそうです。

現在では「実はナチス将校の多くは、役人的に忠実に職務をこなしていただけだった」という言説はわりと受け入れられていますが、当時「アイヒマンは悪魔ではなく普通の人間だった」というのは、とんでもないことだったようです

ユダヤ人たちから怒りを買った点は、その他に、ナチス時代に多くのユダヤ人が収容所に入れられたことで、ユダヤ社会の指導者たちがナチスに協力したと言った点、そして、イスラエルはアイヒマン裁判をショーに仕立て政治的に利用したことを指摘した点があります。

極悪非道なナチの代わりに、彼女はわれわれに『陳腐』なナチを与えた。高潔な殉教者としてのユダヤ人の代わりに、悪の共犯者としてのユダヤ人を与えた。そして有罪と無罪の代わりに、彼女はわれわれに犯罪者と犠牲者の『協力』を与えた(EJ,pp-287-288) 「ハンナ・アーレント入門」より

でも、私はこれらの具体的な内容もさることながら、炎上した要因として、アーレントのわかりづらく皮肉っぽい語り口が大きいのではないかなあと思いました。でもそうことに全く配慮しない人であるからこそ、誰もが言えないことをズバズバと指摘できたのでしょうね。

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20131218 Wed
4コマでかじるハンナ・アーレント 第一回 「人間の条件」 

4コマでかじるハンナ・アーレント 第一回 「人間の条件」 

人間の条件タイトル付

ハンナ・アーレントとはドイツ出身ユダヤ人の政治哲学者。
フランス亡命中にユダヤ人収容所に収容された経験があり、色々とひどい目に遭ったので、世の中がまたナチスみたいな全体主義にならないようにするにはどうしたらいいのかを考えた人です。

いまの日本の政治状況も、少しばかり全体主義に傾いているような気がするので、そうならないためにも私自身の勉強をかねてメモ的に4コマにしていこうと思います。

ハンナ・アーレントが言い続けているのが、人々と議論することで色々な視点(複数性)を持つことです。確かに全体主義というのは、雑多な人々の価値観を一つにしてしまおうということですからね。複数性が重要なので、資本主義でも共産主義でも保守でも革新でも、どんな方向性でも、とにかくそこに皆の価値観を合わせて異論を排除するというのがいけないんだそう。

ただ、そもそも政治についての物事を単純化することを警戒していたそうなので、この4コマにすること自体がどうかとも思うのですが、そこは「かじる」ということで、ちゃんと知りたい方は著書を読んで下さいませ。

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